松井証券株式会社
投資メディア部
今回インタビューをさせていただいたのは、ネット証券大手で、100年以上の歴史を持つ松井証券株式会社 投資メディア部の吉澤さんと木次谷さんです 。
吉澤さんは、2012年に入社され、IRや広報、マーケティングを経て、投資メディア部にご所属になり、WEBマネージャーを務めていらっしゃいます。また、木次谷さんは、2008年に入社され、システム企画や事業開発、マーケティングなどの経験を持ち、10年ほどWeb関連の業務に携わられています。
お二人が所属されている投資メディア部のミッションは、自社のWebコンテンツを通じた新規顧客の獲得と、既存顧客との取引の促進。新規顧客の獲得という観点では、Webサイトへの集客、回遊、そして「口座開設」というコンバージョンに繋げることを目指されています。
こうしたアクションの下支えになる環境やツールとしてPtengineを導入いただきました。
Q: Ptengineに出会ったきっかけは何でしたか?
木次谷さん:
これまで、A/BテストはGoogle Optimizeを利用して行ってきました。Ptengineを導入したきっかけは、そんなGoogle Optimizeのサービス終了を受け、代替となるツールを探す必要があったためです。
Q: 社内に新たにツールの導入を検討される際の基準やポイントは何ですか?
木次谷さん:
Ptengineを含めていくつかのA/Bテストツールを比較検討するにあたって、次の3点を主な判断基準としました。
① 機能面の充実と柔軟性
② Google Analytics (GA4) との連携
③ サービスの実績と信頼性
機能面においては、Google Optimizeと比較して、さまざまな形のA/Bテストができるかどうか、特に、自分たちがやりたい検証を制限されずにできるかどうかを重要視しており、Ptengineは充分な機能を備えていると判断しました。
また、A/Bテストを実施した後のデータ分析の観点から、GA4とのデータ連携も必須でした。
その上で、サービスそのものに実績があり、安心して使えるツールであることもポイントとなりました。 特に、金融という信頼を重要視するその最たるビジネスでは、これは欠かせない観点です。
また、これまで利用していたGoogle Optimizeは無料でしたが、有料ツールの導入になるため、費用対効果に見合う価値が出せるかという点も重視しました。
Q: Ptengineに対して感じているメリットや魅力を教えてください。
木次谷さん:
まずは金額的にスモールスタートで使えるところが大きいです。PVに合わせて細かく料金が刻まれていることに対し、納得感があります。
また、実際にサービスにログインしてみて、使える機能が思ったよりも多いなと感じました。使い方や、他の外部ツールとの連携次第で、いろいろなことができそうという印象を受け、具体的には下記の3点に魅力を感じました。
A/Bテスト機能について、わざわざ新たにページを作ることなく、既存のWebページの要素を部分的に変更するだけでテストを行えますし、登録できるゴール数が多く、検証可能なコンテンツ数が多いところも魅力に感じています。
テスト結果の分析においても、表示ページやデバイス、流入元といったさまざまな切り口でデータを確認することができます。 そのほか、ヒートマップやポップアップ表示を用いたWeb接客機能があることも良いと感じたポイントです。
また、トライアルの際には初期設定もサクサク行うことができ、使い勝手が良いと感じました。先ほど触れたGoogle Analyticsなどは、使いこなすにはある程度画面に慣れる必要がありますが、その点Ptengineは、ビジュアルもわかりやすく、触っていればすぐに慣れていくことができます。自社主体でWebサイトの運用を行う我々にとって、この点はとても助かります。
Q: ブランドリニューアルを踏まえたA/Bテストへの取り組み方について教えてください。
吉澤さん:
弊社は2022年の12月にコーポレートブランドのリニューアルを行い、これに合わせてWebサイトもリニューアルしました。
その際、ブランドイメージ刷新のため、「投資をまじめに、おもしろく。」を新たなコーポレートスローガンに据えました。投資を始めるハードルを下げ、投資が楽しくなるようなアイディアあふれる商品・サービスを提供していこうという決意が込められています。
これから資産形成を始める比較的若い世代にも、投資をより身近なものに感じてもらい、投資を人生における発見と成長につながるような体験にしていただきたいと考えています。
そのためには、新規のお客様に対して、新たなブランドイメージやメッセージをしっかりと伝えていく必要があり、そうした方々とのタッチポイントとなる、LPをはじめとするWebコンテンツでは、それを体現していくことが重要です。
木次谷さん: そうした観点で、LPをはじめとするWebコンテンツで実施するA/Bテストは、ユーザーの解像度を上げ、ターゲットとなるお客様に適切にアプローチしていくうえで重要な取り組みとなります。
A/Bテストは、トライアンドエラーを繰り返して効果的なアプローチを模索するものと考えていますが、「より迅速なトライアンドエラー」が必要だと考えています。そしてそれを支えるためのツールがPtengineであり、その機能や使いやすさが大きな価値だと思っています。
Q: Ptengineの利用に関して、今後の展望を教えてください。
木次谷さん:
自社のコンテンツを通じた新規顧客の獲得と既存顧客の取引促進というミッションの達成のために、Ptengineをどんどん活用していきたいと思います。
Webサイトの管理・運用を担う我々のチームは、プロモーションを企画するマーケティング部と連携して各種のWebコンテンツの制作を行っています。それはA/Bテストについても同様で、早速LPOを実施する準備を進めているところでして、今後も継続的なWebサイトの改善に取り組んでいきたいです。
吉澤さん: 弊社は、日本株・米国株・投資信託・FXのほか銀行サービスなど様々な商品を取り扱っており、それぞれにプロモーションを行っています。
弊社が伝えたいメッセージを、より多くのお客様にきちんと伝えられるように、Ptengine を活用したA/Bテストに取り組み、1つ1つのプロモーションの精度や効果を高めていきたいと思います。
そのために、弊社として伝えたいメッセージがきちんと伝わるようにしていきたい。そこにA/Bテスト、そしてPtengineが活きるのではないかと思っています。
Ptengineは、A/Bテストツールのみならず、アクセス解析、ヒートマップなどさまざまな機能をオールインワンで搭載。お客さまの「確かめたい」「試したい」を包括的にサポートいたします。