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Webアクセシビリティへの対応とその他改善を実施しました!

2023年03月29日

この記事は約6分で読めます。

皆さんこんにちは!

この記事では、Ptengine ExperienceのWebアクセシビリティに関するアップデートの他、Ptengineをより効果的かつ効率的にご利用いただくためのいくつかの改善点をご紹介します。

ご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

目次 

1、Web接客機能で作成したフォームの回答やポップアップ・固定バーを閉じるというアクションがキーボード操作にて可能に

2、ページ編集機能やWeb接客機能にて、画像の代替テキスト(Alt)が編集可能に

3、その他改善点

Insight|表示データ期間をログインごとに初期値に戻す変更を行いました。

Insight|ヒートマップにて、スマートフォン・タブレットの「全体データ」を追加します。

Insight| 地域情報の取得精度を向上しました。

Insight|保存ヒートマップにおいて、特定のユーザーエージェントを適用できるようになりました。

Webアクセシビリティへの対応

顧客の満足度向上、コンバージョン率の上昇、ひいてはビジネスの業績向上を目指す企業にとって、ユーザー体験のパーソナライゼーションは不可欠です。

Webアクセシビリティへの関心、ニーズが高まる中、Ptengineでもサポートする機能を開発いたしました。

概要:

  • Web接客機能で作成したフォームの回答やポップアップ・固定バーを閉じるというアクションがキーボード操作にて可能に
  • ページ編集機能やWeb接客機能にて、画像の代替テキスト(Alt)が編集可能に

Webアクセシビリティとは

Webアクセシビリティは、利用者の障がいの有無やその程度、年齢や利用環境にかかわらず、Webで提供されている情報やサービスを利用できること、またはその到達度を意味しています。

Webサイトのアクセシビリティを向上することで、検索エンジン上でもクローラーによるページの内容理解を促進し、SEO強化にも繋がるとされています。また、日本国内においては、法改正により2021年6月4日から起算して3年以内に民間企業が運営するWebサイトにおいて、Webアクセシビリティへの対応が義務化されました。

Ptengine Experienceは、Webサイト内のユーザー体験を向上することを目的としたポップアップページ編集機能を提供しておりますが、この度、キーボード入力や代替テキストの編集機能を追加することで、Webサイトのアクセシビリティ向上、および、ユーザー様の効果的かつ効率的なサイト運営をサポートしてまいります。

1、ポップアップ・固定バーのキーボード操作が可能に

Ptengine ExperienceのWeb接客機能で設置したポップアップや固定バーにおいて、「ポップアップを閉じる」や、「フォームに回答する」といったキーボード操作を可能にしました。これにより、ユーザーがマウスを使用しなくても、Web接客コンテンツを閲覧・操作することサポートいたします。

本機能は、Ptengineユーザー様側で行う設定はなく、すべてのポップアップ・固定バーにて利用可能です。

フォームの操作手順:

  1. Escキーを押して、ポップアップを表示します。
  2. Tabキーを押して、選択した入力欄にフォーカスを移動します。
  3. 上下矢印キーを使用して、ドロップダウンメニューの項目を選択し、Enterキーで確認します。
  1. ページ条件を入力後、「ページ条件をチェック」をクリックすると、URLの入力欄が展開されます。
  2. 入力欄にURLを入力して確認をクリックすると、上記で記入したページ条件にそのURLが一致しているかどうかを確認できます。
  3. 一致する場合、URLに緑色のアイコンが表示され、一致しない場合は赤色のアイコンが表示されます。

2、画像へ代替テキスト(Alt)の設定が可能に

Web接客ページ編集のエディターにて、下記のように「画像の設定」アイコンから代替テキスト(Alt)を設定できるようになりました。

代替テキスト(altタグ、alt属性)とは、Webサイト上の画像の意味や置かれている文脈を説明するテキストです。代替テキストを設定することで、以下の利点があります。

  1. ネットワークやリソースのエラーにより画像の読み込みに失敗した場合に表示されます
  2. 画面読み上げソフトを利用してWebサイトを閲覧することを可能にします
  3. 検索エンジン上でクローラーによるWebページの内容理解を促進し、SEO強化に繋がるとされています

Webアクセシビリティへの対応に関する詳細は、こちらの記事をご確認ください。

3、その他改善点

Insight|表示データ期間をログインごとに初期値に戻す変更を行いました。

数値レポート左上のデータ期間について、初期値を「過去7日間(今日含む)」とし、ログインごとに初期値にリフレッシュする仕様へと変更しました。

従来は、一度データ期間を選択するとその情報が次回ログイン時にも残る状態でしたが、これがデータ期間の選択ミスに繋がることが多く、分析において重要な適切なデータ期間の選択や調整において非効率でした。そのため、ユーザー様がより効率的に正確で適切なインサイトを得られるよう、データ期間の初期値を見直し、ログインごとに初期値にリフレッシュする仕様へと変更しました。

Insight|ヒートマップにて、スマートフォン・タブレットの「全体データ」を追加します。

ヒートマップのデバイス選択において、スマートフォンやタブレットからのアクセスデータは「縦表示」と「横表示」に分けて表示していましたが、今後は、より価値の高い分析をサポートするため、「全体データ」に統合し提供してまいります。縦表示と横表示は数週間で廃止する予定です。

Insight| 地域情報の取得精度を向上しました。

地域情報の取得のため使用していたIPジオロケーションデータベースを更新し、より正確な情報を取得できるように改善いたしました。

Insight|保存ヒートマップにおいて、特定のユーザーエージェントを適用できるようになりました。

従来、カスタムUA(User Agent、ユーザーエージェント)設定は、通常のヒートマップのみの適用だったため、ログイン等のページ上でなんらかの操作が必要なページをページ保存ヒートマップで確認することができませんでした。 今回の改善により、サイト側にて特定のユーザーエージェントにログイン認証などを求めない設定をした上で、Ptengineのヒートマップ詳細設定からカスタムUAを設定すると、ページ保存ヒートマップでも上述のページを確認できるようになります。

いかがでしたでしょうか?ぜひシェアをお願いいたします。